学年が進むにつれて勉強が楽しくなる、後伸び力の育て方(第2回)
思考力を育てるには?
論理的思考力という言葉が漠然としているので、整理しましょう。論理的とは①イコールの関係、②くらべる関係、③因果関係、3つの力を使うことです。思考力とは、3つの力を使う癖・習慣ととらえると分かりやすいです。このうち小さいうちから徹底的にやっておきたいのが、①イコールの関係の中の、「具体」に触れるということです。勉強は抽象的なものですので、理解できない・応用が利かないということは、頭が悪いのではなく、具体が入っていないのです。算数でしたら、数字を順番に言える・加減乗除ができると大人には賢く見えますが、数の概念や量感覚が入っていたり、色々な図形に遊びながら触れたりの方が、高学年になって抽象度が高くなればなるほど、伸びていきます。プリントをたくさんやったり、問題集を解いたりするのは、具体にたっぷり触れた後の子がやることです。
Q:大学入試共通テストについて教えてください
今年からセンター試験に代わって、大学入試共通テストが行われ、知識・技能より思考力・判断力を重視、読解力重視、平均点が6割から5割という難化傾向になる予告でした。実際に蓋を開けてみると、きちんと思考力・情報処理能力がある生徒にはむしろ解きやすい問題で、そうでない生徒にはかなり苦戦する問題になっていました。特に「高校勉強内容が身近な事柄に応用できているか」、「複数資料から素早く判断できるか」という点に特徴がありました。身近に応用できるか、についてはまさに先に挙げた「具体」がキーワードでした。テストは解けるが現実社会に興味が無い、受験ロボット的なタイプは苦労するでしょう。何となく読むのではなく、きちんと読む能力も問われました。これは読解力というほどではなく、情報処理能力です。こちらは、詳しく次回お話しします。
■第1回(概念がある程度入ってからが「お勉強」です)はこちら
幼児・低学年コースの授業で使う教具。このコース出身の中学生の平均偏差値は66。センスをじっくり育てる。
かほく市宇野気リ207-2
TEL/076-283-2861 受付/10:00~22:00
休/なし P/8台
塾長ブログは下記より
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●金大附属、泉丘、二水高校を志望している生徒限定の進学塾。●少人数制の集団授業を行い、小学生は算国、中学生は5科を指導。入塾テストあり。●小学低学年コースを開講。週2回の授業と、それ以外の日は自由に通塾可能。座席に限りがあるので、問合せを。●対象/年少~中学3年
※掲載されている情報は、2021年1月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。
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