きずい
本日ご紹介する方言、「きずい」。
意味は「愛嬌のない」「無愛想な」という意味になります。
使い方は
「呼んでも振り向きもせん、きずいな猫やわいね。」
(呼んでも振り向きもしない、愛嬌のない猫ですね。)
というふうに使います。
ちなみに、似たような意味で以前紹介した「あいそんない(愛想がない)」という
方言がありますが、「きずい」とは微妙にニュアンスが違っており
「あいそんない」は「つまらない」や「寂しい」のニュアンスが含まれるのに対して
「きずい」はどちらかというと「きつい」や「冷たい」のニュアンスが含まれます。
また、同じ「きずい」でも他県だと全く違う意味になるようで
調べたところ、お隣の富山だと「わがまま」、鳥取だと「頑固」、
宮城だと「窮屈だ」という意味になるそうです。