町家ホテル 町の踊場
歴史の流れに思いを馳せて。徳田秋聲ゆかりの町家ホテルでゆったりとした上質な時間を過ごす。
金沢の誇る三文豪のひとり「徳田秋聲」の異母兄正田順太郎が住んだ築150年の武家屋敷を改装した、1日2組限定の小さな町家ホテル。店名は徳田秋聲の代表作の一つ「町の踊り場」に由来するという。小説には秋聲がここの2階で寝泊まりした様子や、新しい時代に向かい変容する金沢の様子が描かれている。
部屋は2タイプ。広々とした10畳の和室リビングと3畳の前室、それに6畳の寝室を備えた部屋は、昔ながらの和室にモダンな家具を配置し、懐かしい中にも新しさを感じられる。もう1部屋は、8畳の和室リビングと6畳の寝室を備えた部屋。温もりを感じられる木の家具を中心に配置し、ほっと落ち着く空間になっている。和室リビングには床暖房が設置され、寒い日であっても快適に過ごせるようにとの配慮が嬉しい。どちらの部屋も、120坪のプライベート庭園を眺めながら客室の個室温泉湯に浸かることができる。
夕食は併設の食事処『町の踊場 一時(ひととき)』にて。2021年にミシュラン(和食)に選ばれた料理人が季節の恵みを活かした繊細な調理で、北陸の風土を感じさせる品々を提供。特別な時間を愉しむあたたかな時間が過ごせそうだ。「旅の楽しみといえば、朝食」という人は、金沢のとっておき食材で作った同ホテル自慢の朝食を味わってほしい。蔵に残されていた蓄音機の音色や、アンティークの家具に囲まれた中での朝食はなんとも贅沢だ。なおこの蔵は「蔵カフェ」として利用も可能。ワイングラスで提供される10時間かけて抽出された水出し珈琲もぜひ味わいたいところだ。
浅野川のほとりに立つ町家ホテルは静けさがありながらも、金沢散策には最適の立地。歴史と温泉が醸し出すゆったりとした時間を味わいに、足を運んでみては。
- 住所
- 石川県金沢市瓢箪町7-6
- 電話番号
- 076-208-3676
- 営業時間
- 10:00〜17:00(電話受付時間)
- 定休日
- なし
- 駐車場
- あり
- 他店舗など
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