パーラーアコ
イタリアンスパゲッティ
650円(税込)
ホームページ「絶メシリストいしかわ」と連動企画。知る人ぞ知る絶品グルメが今、絶滅の危機に瀕している。
失ってしまうにはあまりにも惜しいこのかけがえのない美味しさを、受け継ぎ守り続けてほしいお店を紹介します。
真イカの内臓から作られ、能登半島で古くから使われている魚醤油「いしり」を使ったラーメンを提供。店主の中田昭平さんと美知子さん夫婦が営むこの店は、1978年に七見で開業し、その後移転を重ね2005年に現在の場所へ。ラーメン好きの昭平さんは、当時加賀にオープンした『8番らーめん』の味に感銘を受け、19才で加賀に寮生活をしながら修業に励んだという。地元・七見で構えた店では、オリジナルの「いしりらーめん」で訪れる客を魅了してきた。スープとの相性を考えて作られた、特製いしりダレのレシピは昭平さんのみが知る。芳醇な香りで一口味わえば、豚骨出汁に奥深いいしりの味わいが広がる。ファンも多いこの一杯だが、味を継ぐ者はいない。「本気でらーめんを作りたい人がいれば、秘伝のタレも教える」と話す昭平さん。能登ならではの一杯をこれからも守っていってほしい。
左/中田昭平(なかた しょうへい)さん 右/美知子(みちこ)さん
創業41年。店のオープンから苦楽を共にするお二人。自慢のラーメンにも様々な思い出がある。
地元の人をはじめ県外から訪れる人も多い。
石川県鳳珠郡能登町字天坂54
Tel.0768-76-2073
営/11:00~19:30
休/不定休
席/37席
P/8台
詳細は「絶メシリストいしかわ」のホームページにて。
※掲載されている情報は、2019年10月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。