パーラーアコ
イタリアンスパゲッティ
650円(税込)
ホームページ「絶メシリストいしかわ」と連動企画。知る人ぞ知る絶品グルメが今、絶滅の危機に瀕している。
失ってしまうにはあまりにも惜しいこのかけがえのない美味しさを、受け継ぎ守り続けてほしいお店を紹介します。
店主・南幸夫さんの名がつけられた『ナンチャンラーメン』。兄の影響もあり18歳で尾山町にあった中華料理店へ修業に、20歳で片町に3.5坪の屋台ラーメンをオープン。カウンター5席、メニューの「手打ちラーメン」は多い時で1日500杯以上の注文があったというから驚きだ。しかし、屋台の運営も見直され、松村に店を移転。鶏、豚を使ったあっさり系のスープは「当時からベースは変えず、時代に合わせて少しずつ味わいに変化を付けていった」と南さん。松村で26年、麺の種類やトッピングを増やしてメニューも充実させてきたが、屋台の味を求める人も多く、数年前に「手打ちラーメン」を復活させた。今年で50年を迎えた今でも創業以来のファンが多いこの店だが、2代目の予定はない。「簡単に習って出来るもんじゃない」とその言葉には、これまで守ってきた味への誇りと重みを感じる。
左/南 幸夫(みなみ ゆきお)さん 右/南 ますみさん
70歳を迎えた幸夫さんは片町で24年、金沢市民の胃袋を満たしてきた。今でも情熱をかけた一杯を提供。
ガッツリ食べられるサービスセットも常連客に人気。
石川県金沢市松村1-284
Tel.076-266-0728
営/11:30~14:30
17:30~23:00
休/不定休、日・祝の夜
席/24席
P/13台
詳細は「絶メシリストいしかわ」のホームページにて。
※掲載されている情報は、2019年8月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。