パーラーアコ
イタリアンスパゲッティ
650円(税込)
ホームページ「絶メシリストいしかわ」と連動企画。知る人ぞ知る絶品グルメが今、絶滅の危機に瀕している。
失ってしまうにはあまりにも惜しいこのかけがえのない美味しさを、受け継ぎ守り続けてほしいお店を紹介します。
現店主の父親・永山辰雄さんは金沢の中華料理店での修業後、『駒信食堂』の暖簾を掲げた。開業当初は駐車場もなく、小さな店だったが20年前に道路拡張などの理由により移転。創業から54年にわたり、小松市民の胃袋を満たし続けてきた。ところが今年3月、辰雄さんが倒れた。
その後、厨房で辰雄さんと肩を並べてきた息子の大さんが営業時間を短縮しながら、店を一人で切り盛り。「親しまれてきた味を残していきたい」と父から学んだ料理に加え、自身が増やしていった居酒屋メニューを提供している。中でも昔から人気だったといううどんは、透き通るようなつゆに、すっきりとした出汁の旨味が広がる。食材の分量や組み合わせを計算し、先代が生み出した自慢の一品だ。『駒信食堂』は、昭和初期から愛され続ける味を今なお、現代に守り、伝え続けている貴重な一軒だのだ。
永山大(ながやま だい)さん
酒も楽しんでほしいと父・辰雄さんの料理のほかに、自ら学んだ居酒屋メニューも増やしていった。
飾られる多くの写真から、店の歴史や愛が感じられる。
石川県小松市箕輪町ロ25-2
Tel.0761-44-2702
営/18:00~翌3:00
休/月曜
席/20席
P/6台
詳細は「絶メシリストいしかわ」のホームページにて。
※掲載されている情報は、2019年7月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。