カネヨ醤油|上江さんに聞きました「震災と復興への思い」
志賀町の味を支える、カネヨ醤油の上江さん。「全国から受けた応援を、地域の力にしたい」
能登志賀町で大正十五年創業の「カネヨ醤油」は、地元で愛される醤油蔵元です。社長の上江さんは、長年志賀町観光協会の理事を務め、町の活性化にも貢献してきた人物。漁師の食卓にのぼる新鮮な魚をより美味しく食べるためにと育まれた味は少し甘めなのが特徴です。主力商品は「こいくち(鶴)」で、地元のスーパーなどで販売され、多くの食卓を笑顔にしています。
令和6年能登半島地震では、一部商品や設備に被害を受けたものの、従業員は全員無事だったと言います。震災後と震災前と変化はありましたか?とお聞きすると「地震の影響で一升瓶商品の販売を終了しました。代わりに持ち運びしやすいペットボトル商品を展開しましたが、お客様からは好評ですよ」と上江さん。続けて「震災当日は、大きな揺れが気持ち悪いぐらいやった。管から醤油が漏れたり、機器が一部破損したりはしたけれど、醤油作りが続けられんほどじゃない。悲観するより、よし乗り越えるぞ!という気持ちしかなかった」と話します。
また人の気持ちの温かさに背中を押されたとも言います。「水が出ないのが困ったと思ったけれどすぐに、古くからの知人が配管工事をしてくれたり、配送の人がまだ大変な中商品を取りに来てくれたり、ありがたかったですね。あと、震災後、びっくりするような単位で全国から注文が相次ぎました。対応に追われているうちに季節が変わった、というほど忙しかった」。全国からの応援に、自分たちが受けた応援は、地域の人たちに返したいという気持ちが高まったと言い「被災された方々に、少しでも元気になってもらいたい」と、上江さんは語ります。これからも、志賀町の豊かな自然と伝統を守りながら、美味しい醤油を届け続けることが、カネヨ醤油の使命です。
カネヨ醤油(株)
志賀町鹿頭ム2
TEL.0767-46-1001(FAX兼用)、0120-000-651
営/8:30〜17:15
休/土曜、日曜、祝日
取り寄せ/対応可(注文は電話もしくはFAX、専用ホームページより)
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※掲載されている情報は、2024年10月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。