【さくら貝】
幸せを運ぶさくら貝をインテリアやアクセサリーで楽しむ。
日本海から吹く偏西風は「貝寄せの風」と呼ばれ、海が荒れて風が吹くと翌日に多くのさくら貝が増穂浦海岸の浜辺に打ち寄せられる。約1~2cmの小さな二枚貝は、開くとハート型にも見えることから志賀町では「幸せを呼ぶ貝」として親しまれており、地元の人はもちろん、観光客も貝拾いを楽しむことができる。県の「ふるさとの匠(たくみ)」で貝装飾デザイナーの美(び)さんはさくら貝を素材に、アクセサリーやインテリア小物を制作している。同じくふるさとの匠である母親の濱口さんを、幼いころから手伝っているうちに、自分らしい作品を極めたいという思いが強くなり、独立の道を選び創作活動に邁進している。材料となるさくら貝は貝殻集めを生業としている人から仕入れている。色が美しく二枚合わさって欠けた部分のない貝を揃えてくれる信頼のおける人なのだという。「海からさくら貝という宝石を預かり、たくさんの方に繋がり拡がっていくことをイメージして作品を作っています。貝を集めてくださる人の手からお客様の手に渡るまでのそれぞれの思いや物語を大切にしています」。そんな思いを込めて制作するアイテムはいずれもさくら貝の優しい風情を活かしたものばかり。作品を作り始める時には、おおよその構想はあるものの、詳細なデザイン画などは起こさない。さくら貝を手に取り、あくまで自然の形や色を活かしながら創り上げていく。「さくら貝が志賀町のよい思い出の象徴になれば嬉しいですね」。
希少なさくら貝をレンジでイヤリングやピアスなどをアクセサリーに。自然がもたらすピンク色やオレンジ色は優しく品のある色合い。
美智紀
志賀町富来地頭町乙68-2
TEL.090-2120-6977
通販/対応可(4月よりネット通販開始)
配送/通年
価格/華額3,300円~、アクセサリー1,650円~
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金沢日和・スポット情報【志賀町ページ】へ
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https://sakuragaicraft.hana.jimdofree.com/
※掲載されている情報は、2021年3月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。