毎年多くの人が訪れる金沢の一大イベント『百万石まつり』。2024年は5月31日(金)〜6月2日(日)で開催されます。地元民だけでなく、県外・海外の観光客からも熱い視線を集める同まつりの基本情報や、知っていると人に話したくなるトリビアをまとめました。
第73回金沢百万石まつり (金沢市)
2024年度の前田利家公役は仲村トオルさん、お松の方役は夏菜さん。
「金沢百万石まつり」は、加賀藩祖・前田利家公が天正11(1583)年6月14日、金沢城に入城し、金沢の礎を築いた偉業をしのんで開催される金沢最大のイベント。「第73回金沢百万石まつり」は5月31日(金)~6月2日(日)で開催されます。なんといっても見どころは、金沢駅の鼓門(つづみもん)前から出発し、金沢城公園までを練り歩く豪華絢爛な「百万石行列」。吹奏楽隊などによる音楽パレード、ミス百万石や獅子舞、加賀とびの行列などがパレードを盛り上げます。珠姫御輿(おこし)入れ行列やお松の方行列、前田利家入城行列はその姿をひと目見ようと多くの人で大にぎわい。今年度の前田利家公役は仲村トオルさん、お松の方役は夏菜さんが務めます。
【トリビア】なぜ6月に開催するの?
そもそもなぜ6月に開催するのでしょうか?
その理由は、加賀藩祖・前田利家公が天正11(1583)年6月14日、金沢城に入城し、金沢の礎を築いた偉業をしのんで開催されるからと言われています。ちなみに、6月14日の日付は尾山神社誌に基づくそう。「6月=前田利家公の金沢城入城の月」と覚えておきましょう。以前は6月14日当日に開催されていて、金沢市内の小中学校はお休みだったそうです。(懐かしがる編集者多数! )現在は参加しやすいように、6月第1土曜日を中心とした3日間の開催となり、多くの観光客で賑わいます。
【トリビア】歴代俳優まとめ
今年は誰が? 毎年、前田利家公役とお松の方役の発表が楽しみ。
毎年必ずといっていいほど、地元民の話題にのぼる「金沢百万石まつり」の配役。2024年度の前田利家公役は仲村トオルさん、お松の方役は夏菜さんです。今までの歴代の役者さんたちが気になったので、少しだけまとめてみたのが上の表です。そうそうたる顔ぶれですね。ちなみに利家公役に俳優が初めて起用されたのは、昭和59年(第33回)で、金沢市生まれの鹿賀丈史さんでした。お松の方は、平成13年(第50回)の斉藤慶子さんが初めての起用。しばらくは利家公役のみでしたが、平成20年(第57回)の石野真子さん以降は、毎年お松の方役も百万石行列に参列しています。
【トリビア】そもそも、本当に人気なの?
「毎年多くの人で賑わう」とは言うものの、「金沢百万石まつり」ってどのぐらい人気なの?
と、疑問に思った県外出身の編集者。石川県が毎年公表している「統計からみた石川県の観光」の最新版「令和4年の主な祭り・イベントの入り込み状況」を調べてみました。令和4年(2022年)の百万石まつりの来場者数(入り込み数)は461,300人。石川県で開催されている主要祭りの中で最も多い人数でした。令和3年と2年は新型コロナウイルスの影響で中止でしたが、令和元年は595,600人/平成30年は646,200人/と桁違いの多さでした。人気ぶりが数字にも表れていますね。
加賀宝生の幻想的で幽玄な世界を堪能できる「百万石薪能」、歴史あるお茶文化を気軽に体験できる「百万石茶会」など、金沢ならではの伝統的な行事が賑やかに繰り広げられる3日間。コロナ禍前と同様の規模で盛大に開催する予定なので、地元の方はもちろん、観光客にもおすすめしたい、金沢の今昔を一度に楽しめる時間となりそうですね。
加賀宝生の幻想的で幽玄な世界を堪能できる「百万石薪能」、歴史あるお茶文化を気軽に体験できる「百万石茶会」など、金沢ならではの伝統的な行事が賑やかに繰り広げられる3日間。コロナ禍前と同様の規模で盛大に開催する予定なので、地元の方はもちろん、観光客にもおすすめしたい、金沢の今昔を一度に楽しめる時間となりそうですね。
■開催期間/2024年5月31日(金)〜6月2日(日)※百万石行列は6月1日(土)
■開催場所/金沢市内
■問い合わせ 金沢百万石まつり実行委員会 金沢市観光政策課
TEL/076-220-2194
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※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。(更新日:2024年05月07日)