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石川・金沢アート&カルチャースポット特集【兼六園周辺まとめ】

観光やおでかけの際に巡りやすいよう、博物館や美術館などの芸術・文化施設を地域ごとにまとめてご紹介。

石川県の観光名所の代表格『兼六園』。日本三名園でもある兼六園は金沢市中心街にあり、江戸時代にこの地を治めた前田家歴代藩主によって造り上げられた大名庭園だ。付近には、『金沢城公園』をはじめ、加賀藩の歴史や伝統文化に関連した個性的な文化施設が多く、徒歩圏内に金沢らしい観光スポットが充実している。また、『金沢21世紀美術館』や『国立工芸館』といった日本を代表するミュージアムもあり、石川県のアート&カルチャーを周遊観光するなら、まずこの地から初めてみてほしい。
ちなみに、金沢の奥座敷と呼ばれる湯涌温泉は、日本画家で詩人の竹久夢二ゆかりの地としても知られている。金沢駅から車で約30分、路線バスでも約50分ほどで行けるので、ぜひ足を伸ばしてみて。

■金沢くらしの博物館

懐かしい暮らしに出会える。

明治32年に建てられた石川県第二中学校の旧校舎を活用した『金沢くらしの博物館』は、入り組んだ屋根、車寄せ、上げ下げ窓など、明治の洋風木造学校建築の様式を色濃く残す貴重な国指定重要文化財だ。館内では町家の座敷を再現したり、金沢の風物詩や料理、昔の生活用品や家電、伝統工芸・産業の製作用具などを紹介しており、懐かしい暮らしに触れることができる。

住所/石川県金沢市飛梅町3-31(紫錦台中学校敷地内) 
TEL/076-222-5740
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■金沢21世紀美術館

写真提供:金沢21世紀美術館、 撮影:石川幸史

出会いと感動を体験するアートなスポット。

周囲をガラスで囲まれた丸い建物は驚きにあふれた白い迷路のよう。季節や時間帯によって表情を変える館内には、現代美術作家たちによるユニークな作品が展示されており、訪れるたびに新たな驚きや発見を与えてくれる。

住所/石川県金沢市広坂1-2-1
TEL/076-220-2800
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■金沢市立中村記念美術館

茶道具と工芸の美術館。

お茶道具と金沢ゆかりの工芸作品を鑑賞できる美術館。江戸時代より金沢で酒造業を営んだ家柄で、茶道にも造詣が深かった実業家の中村栄俊氏が開設した中村記念館を母体としている。お茶道具(茶掛、茶碗、茶入、釜、水指など)、金沢ゆかりの工芸作品(古九谷、加賀蒔絵など)、そして近世以降の屏風や掛軸をコレクションの柱としている。コレクションを中心に美術工芸作品の趣向を凝らした展覧会を企画・開催。「旧中村邸」、茶室「耕雲庵」は貸施設として、多くの人に利用されている。
また、美術館の庭園の眺めを望むことができる喫茶室では、抹茶と和菓子をリーズナブルな料金で楽しめる。

住所/石川県金沢市本多町3-2-29
TEL/076-221-0751
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■金沢能楽美術館

装束の展示のほか、映像や模型で能楽を分かりやすく解説。

金沢市の無形文化財「加賀宝生」に伝わる貴重な能面や能装束を展示する『金沢能楽美術館』。「世代を超えて、親しみやすい美術館」を目指し、新たに能面・能装束の着装体験ができるコーナーや、能面制作工程の展示、能・狂言絵本コーナーを設置。映像や写真、模型などを通じ、能楽の魅力を存分に満喫できる。

住所/石川県金沢市広坂1-2-25
TEL/076-220-2790
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■四高記念文化交流館

旧制第四高等学校の建物。金沢三文豪の直筆原稿などを所蔵する学びとふれあいの複合文化スペース。

『石川四高記念文化交流館』は、明治24年に建てられた旧制第四高等学校の歴史と伝統を伝える展示に加え、旧四高の教室を多目的に利用できる『石川四高記念館』と泉鏡花・室生犀星・徳田秋聲をはじめとする石川県ゆかりの文学者の資料を展示する『石川近代文学館』によって構成されている。

住所/石川県金沢市広坂2-2-5
TEL/076-262-5464
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■石川県立美術館

充実したコレクションを適宜展示替えし、常に新しい作品との出会いの場を提供。古美術から近現代美術まで幅広く鑑賞できる。

昭和58年に開館した美術館。平成20年にはリニューアル工事を行い、エスカレーターやスロープの新設、エレベーターの増設により、体が不自由な人も移動しやすいバリアフリー化を図った。また館内には、パティシエ・辻口博啓氏のプロデュースによるパティスリー&カフェ『ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA』や、オリジナルグッズを扱うミュージアムショップもある。石川県を代表する総合美術館。

住所/石川県金沢市出羽町2-1
TEL/076-231-7580
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■いしかわ生活工芸ミュージアム

現代のくらしに生きる伝統工芸品を展示。

石川県には、加賀友禅、九谷焼、山中漆器、輪島塗など36品目の伝統的工芸品がある。『いしかわ生活工芸ミュージアム』はその全ジャンルを展示する唯一の施設だ。伝統的工芸品の数々は常設展示で見ることができ、年間を通じて、伝統工芸の「いま」を紹介するさまざまな企画展が催されている。

住所/石川県金沢市兼六町1-1
TEL/076-262-2020
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■石川県立歴史博物館

「石川の歴史と文化」を楽しく学べる博物館。

赤レンガ造りの旧陸軍兵器庫(国指定重要文化財)を活用した博物館。豊富な実物資料に加え、模型や映像による展示で、原始~近代までの石川の歴史と、現代まで続く石川の祭りを紹介している。

住所/石川県金沢市出羽町3-1
TEL/076-262-3236
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■石川県立図書館

思いもよらない本との出会いや体験から、人生の1ページをめくる。

2022年、移転とともに新しく生まれ変わった『石川県立図書館』は多くの人が集う、知的な活気にあふれる大きな公共図書館。中心には本棚がぐるりと取り囲む象徴的な吹抜があり、外周には居心地のいい窓際席が並ぶ。洗練されたデザインの円形劇場のような館内には、約30万冊の膨大な図書が並ぶ。赤ちゃんも楽しめる「こどもエリア」やカフェがあり、本と触れ合い時間をゆったりと満喫する事が出来る。全館でWi-Fiが使え、読書だけでなく自習やリモートワークにも利用できほか、探究心が刺激される様々なイベント・体験が楽しめ、観光スポットとしても人気が高まっている。

住所/石川県金沢市小立野 2丁目43番1号
TEL/076-223-9565
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■金沢湯涌夢二館

夢二と3人の女性、作品や資料など、夢二の芸術や生涯を多角的に紹介。

美人画、デザイン、子ども絵と幅広い芸術分野で活躍した竹久夢二。その彼が最愛の女性・彦乃と幸せな日々を過ごした思い出の地「湯涌」にオープンした『金沢湯涌夢二館』。1階の常設展示室では夢二と3人の女性たちを中心に、2階の企画展示室では年約4回の企画展を開催している。

住所/石川県金沢市湯涌町イ144-1
TEL/076-235-1112
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■金沢城公園

加賀百万石前田家の居城。

兼六園に隣接する『金沢城公園』は加賀百万石前田家の居城として築かれた城跡であり、金沢の代表的な観光名所のひとつ。国の史跡に指定されており、園内には多くの見どころがある。園内の菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓以外は入園無料で、広々とした公園を気軽にのんびり散策ができる。休憩所にあるカフェでお城を眺めながらお茶をするのも素敵な時間の過ごし方。季節によってはライトアップのイベントも開催されるので、ホームページを要チェック。

住所/石川県金沢市丸の内1-1
TEL/076-234-3800
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■国立工芸館

国内で唯一、近現代工芸・デザイン専門の国立美術館。

日本海側初の国立美術館として開館した『国立工芸館』。特定のテーマに基づいた所蔵作品展、特別展又は共催展を開催するほか、漆芸家・松田権六の工房の移築展示やデジタル鑑賞システム、専門図書を揃えたアートライブラリ、オリジナルグッズも充実したミュージアムショップを設置。建物は、明治期に建てられた旧陸軍の施設である旧陸軍第九師団司令部庁舎と旧陸軍金沢偕行社を移築し、過去に撤去された部分や外観の色などを復元している。美術館は毎日、夜間には建物をライトアップしており、日中とは異なる趣を楽しむことができる。

住所/石川県金沢市出羽町3-2
TEL/050-5541-8600
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■兼六園

日本三名園のひとつ、金沢の代表的な観光スポット。

国の特別名勝に指定される『兼六園』は、日本三名園の一つとして有名であり、金沢を代表する観光スポットとして多くの人々に愛されている。広大な園内には、美しい築山、池、茶屋などが点在しており、四季折々の自然美が楽しめる。園内には、茶室や土産物店もあり、金沢の魅力を感じることができる。金沢を訪れる際には、兼六園は必見の観光スポットだ。

住所/石川県金沢市兼六町1
TEL/076-234-3800
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■石川県政記念しいのき迎賓館

旧石川県庁舎をリニューアルした大正建築の館。

樹齢約300年のシイノキ(国指定天然記念物)をシンボルに、大正13年に建てられた旧石川県庁舎をリニューアル。
正面は大正建築の意匠を残し、反対面は現代的な全面ガラス張りとなっている。
兼六園周辺総合案内やギャラリーのほか、旧知事室を改装したレストランや、カフェなどもあり、広場では年間を通して様々なイベントを開催している。

住所/石川県金沢市広坂2-1-1
TEL/076-261-1111
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■金沢ふるさと偉人館

高峰譲吉をはじめ国内外にて優れた業績を残し、世界に誇る金沢ゆかりの偉人たちを紹介する『金沢ふるさと偉人館』。近代日本を支えた偉人らの、生涯や業績を知ることで、次世代の偉人を育むきっかけとなりそう。平成5年開館。

住所/石川県金沢市下本多町6-18-4
TEL/076-220-2474
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■加賀本多博物館

江戸時代の武家文化を今に伝え、城下町金沢の息吹を感じることのできる武家博物館。

「加賀百万石」と称される加賀藩前田家には多くの藩士が仕えており、最上級の藩士が八家あった。加賀本多家はこの八家のうちの1つで、一家老でありながら大名並みの5万石の禄高を誇った。『加賀本多博物館』は、この加賀本多家に伝来した貴重な品々を展示している。代々受け継がれてきた鎧や兜、刀、槍などの武具類や調度品を中心に、所領問題を解決した功績により藩主から拝領した茶壺(石川県指定文化財)や本多家が愛用した軍装具など、藩政時代の文化・歴史を知る貴重な資料を目にすることができる。

住所/石川県金沢市出羽町3-1
TEL/076-261-0500
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■金沢湯涌江戸村

加賀百万石の文化や生活を伝える。

江戸時代の商家や農家などを金沢市湯涌地区に集めた『金沢湯涌江戸村』。茅葺き農家4棟に加え、商家や足軽住宅など6棟が展示されている。重要文化財に指定されている旧石倉家住宅や、旧松下家住宅をはじめとした文化財建造物を、実際に屋内に入って間近に見ることができる。

住所/石川県金沢市湯涌荒屋町35-1
TEL/076-235-1267
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■鈴木大拙館

鈴木大拙について知り、学び、考える。

金沢が生んだ仏教哲学者・鈴木大拙の考えや足跡を伝え、理解を深めることを目的として開設。展示空間では書や写真、著作などから鈴木大拙を「知る」ことに始まり、学習空間では大拙の心や思想を「学び」、思索空間では自ら「考える」ことを提案。3つの棟と3つの庭からなる空間を回遊することによって、鈴木大拙の世界を体感することができる。

住所/石川県金沢市本多町3-4-20
TEL/076-221-8011
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■森八 本店/金沢菓子木型美術館

金沢の菓子文化を代表する歴史とその真髄。

金沢を代表する和菓子の『森八』本店2階にある『金沢菓子木型美術館』では、加賀藩御用菓子司として百万石の歴史と共に歩み続けた『森八』所蔵の菓子木型千数百点を一堂に展示。驚くほど精巧に加工された菓子木型を間近に見ることができる貴重な美術館である。併せて、館に隣接する「森八茶寮」の「落雁手作り体験」では、実際にお菓子に触れ、味わいを楽しめる。藩政期より受け継がれた加賀百万石の金沢ならではの菓子文化に親しめる貴重な施設だ。

住所/石川県金沢市大手町10-15
TEL/076-262-6251
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※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。(更新日:2023年05月29日)

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