
石川・金沢アート&カルチャースポット特集
観光やおでかけの際に巡りやすいよう、博物館や美術館などの芸術・文化施設を地域ごとにまとめてご紹介。
石川や金沢、加賀、能登のおすすめ情報を地元編集者が地元のトピックスを中心に、へぇ、そうだったのか、とか、これは役にたつ!などの情報をお届けします。
小立野寺院群はかつては上級武士の屋敷があり、古い面影を残す坂道や石段が多く残るエリア。2022年7月に移転開館した石川県立図書館は、地元の人はもちろん県外からも訪れる人の多い新たな観光スポットとして人気です。今回はそんな隠れた注目スポット「小立野」と、兼六園近くのおすすめスポットまで足を伸ばす観光コースをご紹介します。
2022年7月の移転とともに新しく生まれ変わった『石川県立図書館』。知的な活気にあふれる公共図書館として県内外から人気を集めている。洗練されたデザインの円形劇場のような館内には、約30万冊の膨大な図書が並ぶほか、こどもエリアやカフェなど本と触れ合う時間を満喫できる。
前田家と徳川家を結んだ珠姫ゆかりの寺として知られる『天徳院』は1623年に創建。「良縁成就」「家庭円満」にご利益があるとされている。自分で選んで作る特別なお守り「おとり石」のほか、世界に一つだけのオリジナル御朱印作り「金箔御朱印貼り体験」や枯山水庭園を眺めながらの抹茶席体験も人気。
金沢市宝町に位置する『宝円寺』は、加賀藩祖前田利家公が1583年に建立した曹洞宗の寺。利家は越前府中時代から帰依していた大透圭徐禅師を招いて開山。利家の葬儀もこの寺で行われ、前田家の歴代藩主の位牌が安置されており、前田家の菩提寺として知られている。
兼六園の随身坂出口のすぐ近くに位置する『金澤神社』。学問の神様として有名な菅原道真公を主祭神とし、災難除・金運の神である白蛇龍神や、商売繁盛の神である稲荷大明神も祀られている。国指定有形保存文化財にも指定されている拝殿は、美しい朱塗りで優雅な造りが特徴。
金沢が生んだ仏教哲学者・鈴木大拙の考えや足跡を伝え、理解を深めることを目的として開設。展示空間で大拙を「知る」ことに始まり、学習空間で大拙の心や思想を「学び」、思索空間では自ら「考える」ことを提案。3つの棟と3つの庭を回遊することによって、大拙の世界を体感できる。
(小立野エリア)
「ちょっと素敵な暇つぶし」をコンセプトにしたカフェ。県内3店舗目となる同店の内装は、抽象化された「森」をイメージしており、石川県産材がふんだんに使用されている。同店限定の「図書館ブレンドコーヒー」がおすすめ。
(小立野エリア)
イートインスペース併設の駄菓子屋『ねこじゃらし』。木の温もりを感じる店内は、清潔感のある明るく気持ちのいい空間となっている。約220種類ほどの駄菓子や遊び道具を取り扱っており、幅広い年代で楽しめる。
(石引エリア)
スパイスたっぷりの特製ジャワカレーと極上のジャズが同時に楽しめる、1972年創業の金沢の老舗カレー店。看板メニューはスパイスがしっかりと効いたジャワカレー。コク深いカレーソースは創業以来不変の名物。
◎今回のエリア
※掲載されている情報は、2025年3月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。