北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2023
「物質的想像力と物語の縁起 ―マテリアル、データ、ファンタジー」

水の都・富山でアート作品を巡る
「北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI」 は、北陸を舞台に広域的なアートエリアの形成を目指し、工芸の魅力を国内外に発信する取り組みだ。今回、富山市の富岩運河沿いで展覧会が行われる。
展覧会のタイトルに冠された「物質的想像力」とはフランスの哲学者ガストン・バシュラールが著書の中で使用した用語で、せせらぎを見ながらこの水はどこからやってきてどこに行くのか、などと、物質を通して膨らませる想像力のことを指す。水は多くの文化で生命、清浄さ、創造性、変容、無意識などの象徴として認識されている。「物質的想像力」と「水」という概念をベースに、工芸、現代アート、アール・ブリュットというジャンルから26名のアーティストが個の表現を追求する。総合監修・キュレーターに東京藝術大学名誉教授・秋元雄史氏が担う。
環水公園から富山湾を結ぶ5kmの運河を、「環水公園エリア」「中島閘門(なかじまこうもん)エリア」「岩瀬エリア」に分けて展示。環水公園や美術館、閘門、伝統的な街並みなどで工芸、現代アート、アール・ブリュットを跨ぐアーティストの作品に触れていく。
■環水公園エリア
樂翠亭美術館、富岩運河環水公園、富山県美術館の3か所にて行われる。遠くそびえる立山連峰と、富岩運河の水辺の風景が織りなす豊かな景色とともに、作品を楽しめる。環水公園から中島閘門エリア、岩瀬エリアに移動する際には「水」を感じる遊覧船を利用するのもおすすめだ。
■中島閘門エリア
富岩運河の始点・環水公園と、終点・岩瀬の中間地点にある中島閘門。ここでの川の高低差が2.5mあり、その水位を調整して船の運航を支える。昭和の土木構造物では全国で初めて国の重要文化財に指定されている。展示会場はこの閘門の操作室とその横の芝生広場、元タクシー会社社屋「電タク」の3か所。
■岩瀬エリア
レトロな街並みが特徴的なエリア。岩瀬は、江戸時代には富山城の外港として整備され、北前船の寄港地として多くの物資が運び込まれていた。旧北国街道の風情残るなかで、北前船主であった「馬場家」や、酒蔵「桝田酒造店」をはじめとする数か所で展示を行う。
- 期間
- [開催終了]2023年9月15日(金)~10月29日(日)
- 時間
- 10:00-16:30(入場16:00まで)
- 休日
- 樂翠亭美術館(水曜)、富山県美術館(水曜、9/19)、KOBO Brew Pub(火曜)、ほか会期中無休 ※臨時休館・開館する場合もございます。Webサイト等をご確認のうえお出かけください
- チケット
- <オンライン販売>GO FOR KOGEI 2023 チケットサイト
<会場販売>樂翠亭美術館(水曜休)、電タク、桝田酒造店 満寿泉 ※会期中のみ - チケット料金
- チケット(ガイドブック付き)|
一般 2,500円(前売り券 2,000円) 高校生 1,500円 (前売り券 1,000円) - 詳細・備考
- 参加作家 | 板垣豊山、岩崎貴宏、上田バロン、O33、川井雄仁、川上建次、河部樹誠、オードリー・ガンビエ、金理有、久保寛子、桑田卓郎、コムロタカヒロ、近藤高弘、桜井旭、ささきなつみ、定村瑶子、長恵、辻村塊、野村由香 、葉山有樹、平子雄一、古川流雄、増田セバスチャン、村山悟郎、横野明日香 、渡邊義紘(26名)
主催|認定NPO法人趣都金澤、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
共催|富山県、富山市、(公財)富山県文化振興財団
協力|富山県美術館、富山交通株式会社、酒商 田尻本店、北陸銀行岩瀬支店、樂翠亭美術館、株式会社桝田酒造店
連携|市場街、KOGEI Art Fair Kanazawa、ガラスフェスタ、KUTANism、千年未来工藝祭、富山市ガラス美術館、ブールバールエリアマネジメント富山、RENEW
後援|JR西日本、富山経済同友会、富山商工会議所
委託|令和5年度日本博2.0事業(委託型) - 場所
- 富山県富山市 富岩運河沿い(富岩運河環水公園エリア、中島閘門エリア、岩瀬エリア)
- 詳細はこちら
- ■ 北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2023のサイトへ
- 問い合わせ先
- GO FOR KOGEI 事務局(株式会社ノエチカ内)
Mail/info@goforkogei.com
現在開催中・実施中のイベント
『ANA ホリデイ・イン金沢スカイ』で、「KENROKU×タニタカフェ ウエルネス朝食 〜7つの豆皿御膳〜」を実施開始!
彩り豊かな九谷焼の豆皿で味わう、健康的な朝食体験。
[朝食/金沢市]
2024年11月1日(金) から販売開始ANAホリデイ・イン金沢スカイ 16階『オールデイダイニングKENROKU』
【3/14(金)~6/22(日)】『国立工芸館』で「移転開館5周年記念 花と暮らす展」開催。
春から夏に咲く花々をテーマに、工芸・デザイン作品の魅力を紹介。
[イベント/金沢市]
2025年3月14日(金)~6月22日(日)国立工芸館
【4/12(土)・13(日)・20(日)】住宅価格が高騰化する今こそ、建てる”前”に知ってほしい! 子育てファミリー必見の「第10回 初めてのマイホーム塾」開催。
ご夫婦、お一人様も大歓迎! 建てる前だからこそ知ってほしい、安心して住宅を建てるためのアレコレを「マイホーム塾」で学ぼう。
[セミナー/金沢市]
2025年4月12日(土)・13(日)・20(日)石川県立図書館研修室(南エリア2F)