【石川県の方言・金沢弁】よわる

今日ご紹介する金沢弁は「よわる」です。
意味は、「困る」。
「あら、困ったー」という気持ちを表す言葉です。
例えば、砂糖が切れているとき。
「あら、よわったー。クッキー作るつもりなんに、砂糖こんだけしかないがいね」
(あら、困ったわ。クッキーを作るつもりなのに、砂糖がこれだけしかないじゃない)
電話番号を書いたメモをなくしたときに、
「あれ、メモどこいったんやろ。よわったー」
(あら、メモはどこにいったんだろう。困ったな)
他にも、
「傘忘れてきた。よわったわ」
(傘を忘れて困ったな)
「携帯の充電切れたし、よわったー」
(携帯の充電が切れてしまって困った!)
といった具合です。
金沢弁の「よわる」は、深刻すぎない「困った」場面でしばしば使われます。
ちょっとしたハプニングに、「よわったー」と言ってみると、
金沢の空気を感じられるかもしれません。