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【台湾出身編集者kumaの金沢散歩】金沢観光中に絶対寄りたい人気のパワースポット!歴史と文化が息づく、魅力溢れる神社。|石川県金沢市『金澤神社』

2024年10月16日(水) | テーマ/エトセトラ

こんにちは、金沢日和編集部・台湾出身のkumaです。
連載「kumaの金沢散歩」を担当し、日々、様々な発見をして楽しく過ごしています。わたしにとっての新発見もあるけれど、地元の方にとっては金沢の再発見につながることもあるそうです!これからも、魅力あふれるこの土地を一緒に巡り続けられると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


兼六園の随身坂出口のすぐ近く、自然に囲まれた静寂に鎮座する『金澤神社』。5年前、『ツルネ -風舞高校弓道部-』に登場した弓道場を探すために、初めて金沢に観光しにきた際にも訪れた、わたしの思い出の場所です。ここで暮らしていくにつれ、観光だけでは知り得なかった魅力を少しずつ知ることができて嬉しいです。

兼六園に隣接している金澤神社は、学問の神様として有名な菅原道真公を主祭神とし、災難除・金運の神である白蛇龍神や、商売繁盛の神である稲荷大明神も祀られています。年間を通して、学業成就・商売繁盛・災難除けなどのさまざまな祈願のため参拝する人が多いそうです。

静かな境内の一角には、金沢の地名の由来とされる「金城霊澤」が鎮座しています。昔、藤五郎という農夫が山から掘ってきた芋をここで洗うと砂金が出てきたことから、「金」を洗う「沢」で「金沢」の地名に繋がったらしいです。

手水舎では「金城霊澤」から汲み上げた霊水を使用しており、24時間自由に手水舎からお水取りも可能です。水質分析の結果、「金城霊澤」の霊水は、日本百名水として知られる、富山県上市町の「穴の谷の霊水」と似通った成分パターンで、カルシウム・鉄分を多く含んでいるそうです。また、飲用に適しているかどうかの「水質試験」を毎年行っているので、安心して利用しましょう。

美しい朱塗りの拝殿は、国の登録有形文化財にも指定されています。内部にはウサギやタヌキ、鹿や龍などが描かれた、36枚の天井画が見られるそうです。

そして、願いを込めて五円に結ぶ「結び守り」は、5年前に初めて来たときに一目惚れしました。日本の伝統工芸である「水引」の新しい可能性を模索するプロジェクトで、「金澤神社×津田水引折型×金沢の学生」のコラボが実現したそうです。厄除・縁結などの願いが込めた想いを結ぶ水引本来の意味を踏まえ、五円玉を水引に結ぶことで願いを叶えるという素敵な発想から生まれた、新しいお守り。金澤神社に参拝後、ぜひ手に取ってみてほしいです。
■「水引お守り 金沢イノベーションプログラム」の詳細はこちら

種類豊富なお守りのほか、子ども向けの「こどもおみくじ」や、水に浸して文字が浮かんでくる「水みくじ」もあります。演出も含めて楽しめる「水みくじ」を、手水舎にある霊水で、ぜひ試してみてくださいね。

たくさんの願いを載せた絵馬を眺めていると、「志望校」「合格」「合格祈願」などの単語がよく目に留まります。切実ながらも、純粋無垢でまっすぐな願いたち。自分の受験期を思い出しながら、なぜかこころが洗われたような気がしました。わたしも次の試験に臨む前に、このような清い気持ちになれるようにまた訪れたいと思います。

■金澤神社
住所/石川県金沢市兼六町1-3
TEL/076-261-0502
参拝時間/24時間
社務所受付時間/9:30〜17:00
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台湾出身の編集者kuma

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台湾出身の編集者kuma

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台湾出身、中国大陸育ち。中国語(繁体字・簡体字)はもちろん、日本語検定は1級(満点)、英語はビジネスレベルというトリリンガル才女。趣味はカメラで、かき氷と聖地巡礼が好き。

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こんにちは、金沢日和編集部・台湾出身のkumaです。 連載「kumaの金沢散歩」を担当し、日々、様々な発見をして楽しく過ごしています。わたしにとっての新発見もあるけれど、地元の方にとっては金沢の再発見につながることもあるそうです!これからも、魅力あふれるこの土地を一緒に巡り続けられると幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 伝統工芸のまちとしても知られている金沢。能楽や茶道などの文化が受け継がれた金沢では、伝統工芸品はより身近に人々の暮らしの中に溶け込みました。作品を鑑賞、購入できるのはもちろん、伝統文化を次世代へと繋ぐべく、気軽に伝統工芸に触れる手作り体験ができる施設も増えているそうです。この度は、「九谷焼」を作れる陶芸工房『to-an(とうあん)』が仕掛ける「新しい陶芸体験」を見学させていただきました。 閑静な住宅街の一角に佇む『to-an』は、長らく地元に愛される陶芸工房です。この度は、21年ぶりに全面リニューアルし、400年以上続く「九谷焼」をモダンアレンジした、五感が刺激される新感覚陶芸スタジオへと生まれ変わりました。「つくる楽しさ、つかう喜び」のコンセプトにこだわった新しい陶芸体験は、参加者同士のコミュニケーションを通じて「新しい発見」が芽生えるようにと願い、空間演出にも力を入れています。 扉を開けると、香り豊かなドライフラワーが天井いっぱいに広げ、心弾む軽快な音楽も流れており、開放感ある空間で会話を楽しみながらリラックスして体験を楽しめます。かわいいエプロンも用意されているので、服が汚れるなどの心配もいらず、観光中に気軽に訪れられるのも魅力的ですね。また、つくる楽しさを思い出として残せるよう、自分のカメラで撮影できる仕組みもあるので、詳細はスタッフに尋ねてみましょう。 この日は先行体験会ということもあり、特別に体験のプロデュースおよび監修を務める、陶芸作家・吉岡 正義(よしおか まさよし)氏と一緒に陶芸の奥深い世界を楽しみました。体験は「九谷焼」を学ぶ時間からスタートし、普段あまり見ることのない原材料となる土に触れて、電動ろくろを使って成型します。「九谷焼」を初めて知る人や、陶芸初心者でも気軽に楽しめる内容となっています。 成型後は、普段は体験できない施釉作業へ進み、数週間かけて乾かし素焼きされた器に、とろっとした液状の釉薬(ガラス質の膜)をかけていきます。最後にお店の奥に構えてある大きな窯に詰めて、焼成についても学べます。成型後の乾かしに数週間が必要なので、自分の作品での体験は難しいのですが、焼成までの過程に触れられるのも嬉しいですね。ツアー終了後には、金沢の情景をイメージした現代風の「九谷五彩」カラー5色やゴールドとホワイトの全7色から、自分の作品で使用する釉薬を決めます。どの色もかわいくて悩ましいですね。 焼成までに時間を要するため、当日は作品を受け取れず、約2ヶ月後に配送で届く形になります。それまでの期間の思い出に、最後に店内の「チェキ」でパシャリと、自分の作品と「つくる楽しさ」を一枚の写真に込めて撮って持ち帰りましょう。なお、「つかう喜び」へと繋がる、北陸のお土産も作品と一緒に届きます。金沢で最も長い歴史を持つ純米蔵『福光屋』とコラボした日本酒をはじめとした地元名産品や、ほうじ茶と和紅茶をブレンドした『to-an』のオリジナルアイテムなど、何が届くかは、開封してからのお楽しみ。 伝統工芸に新たな風を吹き込む新感覚の陶芸スタジオ『to-an』で、石川県の伝統工芸「九谷焼」の世界に触れて、「つくる楽しさ、つかう喜び」を体感しましょう。リニューアル後のグランドオープンは2024年4月20日(土)の予定ですが、予約受付は開始しているので、気になる方は公式サイトをチェックしてくださいね。 ■to-an(とうあん) 住所/石川県金沢市入江2-401 TEL/076-291-2533 営業期間/10:30〜18:00 (要予約) 休日/不定休 料金/1名6,600円(税込) ※1日18組限定、各回6名定員75分制。 ※価格には、電動ろくろ体験料、焼成料、配送料、お土産1つが含まれています。 予約はこちらから 公式サイトはこちら 公式Instagramはこちら ■担当している海外SNSはコチラ☆ 小紅書(RED)|簡体字中国語(中国) Facebook中国語|繁体字(台湾/香港) Facebook英語

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