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【季節のトリビア】夏の「おはぎ」の呼び方知ってますか?

2024年8月19日(月) | テーマ/エトセトラ

お餅の平均購入額が全国No.1の石川県。以前、お餅大好き金沢市民。お餅の平均購入額が全国No.1の理由。として、取り上げました。そんなお餅ラバーの皆さんに、お餅の原料であるもち米を使った和菓子「おはぎ」に関するトリビアをご紹介します。 春夏秋冬それぞれに風流な呼び名があるのをご存知でしたか?


まずは定番の春と秋の呼び名から。春は「牡丹餅(ぼたもち)」、秋は「お萩(おはぎ)」と呼びます。漢字からも連想できる通り、春は牡丹の花が咲く春のお彼岸に食べるもの、秋は萩の花が咲く秋のお彼岸に食べるもの、ということですね。

では次に、夏と冬の呼び名もみていきましょう。これらの呼び名は「おはぎの作り方」に由来します。おはぎの材料であるもち米は、お餅のように「ペッタンペッタン」とつくことはせず、すりこぎなどで半殺し(半つぶし)の状態にします。そのため、いつ搗(つ)いたのか分からないので「搗(つ)き知らず」となります。

夏の場合は、搗(つ)き知らず→「着き知らず」となり、夜は暗くていつ船が着いたのか分からないことから、「夜舟」という名前になったそうです。冬の場合も同様ですが、当てる漢字が異なります。搗(つ)き知らず→「月知らず」。北の窓からは月が見えないということで、冬のおはぎを「北窓」と呼ぶようになったそうです。

同じ和菓子なのに、季節ごとに呼び名が変化するなんて風情がありますね。「今の時期はどんな名前だったかな? 」と思い出しながら季節の「おはぎ」を楽しむのもいいですね。


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