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進学コンシェルジュ・小矢田先生の「オープンキャンパスナビ」|国際高等専門学校

2024年6月19日(水) | テーマ/北陸のイベント

(写真左から、国際高等専門学校のポーリン・ベアード教授、松下臣仁教授、ブランドン・ウォルファース講師)

先の見えない世の中、就職を考えた進路選択の重要性はますます高まっている。かつては偏差値や進学率が学校選びの基準だったが、今は授業内容やカリキュラムなど、いかに好きなことに出会えて、自分の可能性を広げられるかを重視する傾向に。そんな中、入学前に学校の授業内容や雰囲気を疑似体験できるオープンキャンパスや学校見学会などの需要はますます高まっている。

今回紹介するのは、グローバルイノベーターの育成を目指す『国際高等専門学校』(通称:国際高専)。子供たちにとって最適な学校を指南してくれる「進学コンシェルジュ」を冠する小矢田学紀さん(『金沢学遊』代表)が、国際高等専門学校のポーリン・ベアード教授、ブランドン・ウォルファース講師、松下臣仁教授に、同学での学びとオープンキャンパスの見どころを取材した。


【学校法人金沢工業大学 国際高等専門学校とは】

(国際高専では3年生全員がニュージーランドに1年間留学するため、2年終了時点で、英語力証明テスト「IELTS」5.5達成を目標としている)
国際高専は自然豊かな石川県白山市の山間に位置する。昭和32年に前身となる北陸電波学校が開校、昭和37年に金沢工業高等専門学校が開校し、昭和40年には金沢工業大学(KIT)が開校した。以来、北陸随一の工業系教育機関として、多くのエンジニアを輩出している。
平成30年には変化の激しい時代に対応し、常に柔軟に対応できるより進化した人材育成を行うため、校名を国際高等専門学校(ICT)とし、全寮制の白山麓キャンパスを開設。併設校の金沢工業大学と連携して、高専5年間+大学3年次編入・4年次までの学部2年間、大学院修士課程2年間という計9年間の一貫教育を構築。ほとんどの授業を英語で実施することで、新たなグローバル人材の育成に取り組んでいる。

 

【ゲーム感覚で英語を身につけられる授業スタイル】
(オープンキャンパスで行うパラシュート実験について解説するベアード教授と松下教授)
グローバル人材には不可欠な、英語を話せるようになるにはどうしたらよいか。ベアード教授曰く「英語表現・語彙を自分のものにするためには、教室の中だけでなく、教室の外でも頻繁に繰り返し使うことが大切です。人前で英語を話すことを恥ずかしいと考える学生もいますが、彼らはゲームに集中している時は恥ずかしさを感じません。体を動かし、ゲーム感覚で楽しみながら英語を学ぶことが大切」との考えから、授業が楽しく感じられるよう、様々な工夫を施しているのだ。
国際高専の1・2年生は全寮制で学ぶ上、外国人の先生がたくさんいて、常に英語に触れられるという、英語を身につけるのには理想的な環境。小矢田さん曰く「私の教え子は、ベアード先生のオープンキャンパスに参加して英語を学ぶ楽しさに出会ったのですよ」

 

【理工学部の分野は実験重視の体験型授業で】
(3Dプリンターがずらりと列ぶプロジェクトブースで話すウォルファース講師)
国際高専では理工学分野も英語で学ぶ。しかも、一般的な高校の授業で実験をすることはあまりないが、同学のウォルファース先生の物理の授業は実験が多いという。「公式は教科書の中だけにあるのではなく、現実に存在していると考えています。公式と現実がどのようにリンクしているかを教えたくて、実験という”体験”を授業に織り交ぜるんです」とウォルファース講師。例えば、物理の「回転」の授業では、フィギュアスケートのジャンプ回転など、学生にとって面白いたとえを使い、わかりやすくて興味を持ってもらえる授業につとめているそうだ。

 

【アイデアをすぐ形にできる環境も魅力】
(レーザーカッターの前で説明する松下教授)
モノづくりが好きな学生にたまらない場所が、国際高専の「メーカースタジオ」。アイデアをすぐに試作できるよう、レーザーカッターや3Dプリンターをそなえている。エンジニアリングデザインなどを担当する松下教授によると、国際高専の学生たちは、昼夜を問わず仲間たちとメーカースタジオに集まって、アイデアを形にすべく、様々なモノづくりを行っているのだそう。

 

【オープンキャンパスについて】
国際高専
(1年生の「ブリッジイングリッシュ」の様子。英語で理工学分野の授業を進める上で必要な専門用語や表現方法を身につける)
国際高専のオープンキャンパスでは、先に紹介した英語・理工学・モノづくりの授業の一貫を体験できる。

●英語_パラシュート実験を体験。紙のパラシュートを使って目的地に落下させ、順位を競う。楽しみながら英語を学ぶ国際高専の英語授業を体感できる。
●理工学_日常生活に潜む問題を、身近にあるものを使っていかに解決していくか、アイデア出しからプロトタイプ(試作品)製作、プレゼンテーションまでを体験。
●モノづくり_実験をした後、その日学んで印象に残ったものをスケッチしてもらい、それをレーザーカッターで描く。

小矢田さんも「世界で一つしかないものを作り出す喜びはひとしおでしょう。一般的な高校では、授業は教室だけで行われますが、国際高専ではキャンパスの日常生活の中で、先生や友達とコミュニケーションを取りながら学んでいく。だからこそ身につくのですね」と話す。

中学生で「将来の目標進路や職業がしっかりと決まっている」という人はそう多くないはず。今回のオープンキャンパスは夏休み中に開催され、金沢駅からの送迎付きと中学生1人でも参加しやすいのが魅力だ。夢の選択肢を広げるためにも、まずはオープンキャンパスへ足を運んでみよう。[PR]


国際高専

■イベント概要
「ICT OPEN CAMPUS 2024」
開催日:2024年8月3日(土)、4日(日)、11月2日(土)、3日(日・祝)
対象:中学生
開催時間:10:00【金沢駅出発】〜15:20【バス:白山麓キャンパス出発(金沢駅行)】
会場:国際高等専門学校 白山麓キャンパス(石川県白山市瀬戸辰3-1)
電話:076−248−9840(国際高等専門学校)
◯学校の公式ホームページはこちら
オープンキャンパス2024の詳細はこちら
◯金沢駅より無料送迎バス運行(予約制)。

【国際高専を知る・体験するイベント】
「オンライン進学説明会」 7/6(土)、10/12(土)、12/7(土)
「サマーキャンプ(2泊3日)」 8/6(火)〜8(木)
「学校見学会」12/7(土)

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