
【台湾出身編集者kumaの金沢散歩】『尾山神社』は「神門」以外にも魅力がたくさん!|石川県金沢市『尾山神社』
2024年5月30日(木) | テーマ/エトセトラ

こんにちは、金沢日和編集部・台湾出身のkumaです。
連載「kumaの金沢散歩」を担当し、日々、様々な発見をして楽しく過ごしています。わたしにとっての新発見もあるけれど、地元の方にとっては金沢の再発見につながることもあるそうです!これからも、魅力あふれるこの土地を一緒に巡り続けられると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
観光スポットとして人気であり、金沢市民の心の故郷として親しみがある『尾山神社』に参拝してきました。見どころの「神門(しんもん)」の凛とした佇まいに心を奪われる方も多いでしょう。「和漢洋」の建築様式を融合した独特な神門は、日本現存最古の避雷針が施されており、歴史の重みを感じる建築でありながら、国の重要指定文化財にも指定されています。日没から22:00まではライトアップが実施されるので、最上部に施されたギヤマンもより一層幻想的な雰囲気が増しますね。
なぜ神社なのに、ギヤマンが施されたのでしょう?と疑問を抱いたところ、尾山神社公式サイトの「宮司さんに聞いてみよう!」コーナーで、宮司の加藤 治樹さんが答えていました。他にも、尾山神社にあるお宝物や、尾山神社に伝わる不思議な言い伝えなど、知識が深まる興味深い内容があるので、気になる方はぜひ見てみてください!
参拝後、まずおみくじの種類の多さに驚きました。「開運・招福お守入おみくじ」から、「恋みくじ」や「男みくじ」「女みくじ」、世代に応じた心に届く「世代みくじ」、「外国語入りおみくじ」まで、どれを引けばよいのか悩ましいです…! 「世代みくじ」はデザインがどれも可愛くて、歳を取ったらそれぞれの世代みくじを引きに行きたいと思います。10代〜30代位向けの「輝(かがやき)みくじ」、30代〜60代位向けの「翔(かける)みくじ」と、60代位〜向けの「愉(たのしみ)みくじ」があり、年代の幅広すぎない?とも思いました。10代と30代それぞれの悩み両方に導きをくれるおみくじなのでしょうか…? 気になります!
尾山神社限定の個性的な御朱印帳もあり、神門が描かれたものや、友禅柄、印伝風のもの、木製表紙のものまで、尾山神社や金沢の魅力が伝わるデザインなので、旅の記念にもぴったりです。通常の御朱印は、月替わりで右下の福印(朱印)の模様が変わるので、ぜひ注目してください。
可愛くて種類豊富なお守りたちに目を奪われました。数種類の球類運動をモチーフにした「スポーツ上達守」や、色鮮やかな「ランドセル守」、三福かえる守りの「蛙守」などの見た目に比べると、白と黒がベースの「仕事守り」は可愛さが少し抑えているように見えますね。きっと大人の余裕を表しているのに違いないです!
人気キャラクターの「リラックマ守」「キティ守」や、小動物が描かれた「こども守」のほか、日本のパスポートをイメージにした「渡航安全守」など、特別なお守りもたくさんあります。
上品な雰囲気漂う「厄除守」や、優しい色合いの「錦守」「家族幸守」「病気平癒守」のほか、「厄難切抜守」も強そうなデザインで気になりました。
尾山神社は、加賀藩初代藩主・前田利家公と正室お松の方を祀っており、ご夫妻お二人を神様としてお祀りする、全国でも珍しい神社だそうです。「宮司さんに聞いてみよう!」によると、前田利家公が武将の御祭神のため、「文武両道」「必勝」の利益があるほか、ご夫婦でお祀りしていることから「夫婦円満」「子宝安産」を祈願する方も多いそうです。
このことから、前田家の家紋や兜の図柄が印象的な「勝守」や、梅の紋の下でおしどりが対を成す「夫婦守」も人気があるらしいです。わたしはその日頒布終了していた隣の「健酒 ごぞう守」が気になりました。お酒を飲んでも健康にというお守りでしょうか。ご存知の方、ぜひ教えてください!
■尾山神社
住所/石川県金沢市尾山町11-1
TEL/076-231-7210
お祓い時間/9:30〜15:30
授与所・御朱印受付時間/9:00~17:00
定休日/無休
駐車場/駐車場15台
アクセス/城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「南町・尾山神社」バス停から約3分
公式サイトはこちら
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