【石川県の方言・金沢弁】接尾語シリーズ「ねんて」・「てんて」・「げんて」
本日ご紹介する金沢弁は「ねんて」「てんて」「げんて」の「て」で終わる言葉です。
今朝、思うようにことが進まず「何ねんて!」と声を荒げてしまいました。
荒げながらも、”ねんて”って金沢弁だな、気付いた次第です。
「ねんて」や「てんて」「げんて」の基本的な意味は「〜なんです」「〜なんだって」です。
「太郎くんおらんじ? 3時集合じゃなかったけ?」
(太郎くんいないようですね? 3時集合じゃなかったかしら?」
「おいね。もう先に行ってんて」
(そうです。もう先に行ったそうです。)
「なんや、便利そうなもんもっとるじ?」
(なんだか、便利そうなものを持っていますね?」
「ほうねんて。これ、いいげんて」
(そうなんですよ。これ、いいんですよ)
というように、会話の最後が「ねんて」「てんて」で終わることがたくさんあります。
何ねんて! は私のようなおこりんぼしか言わないかも。
苛立った日は、やわやわいくことにしております。