【石川県の方言・金沢弁】「かつける」
今日ご紹介する金沢弁は「かつける」もしくは「かっつける」です。
金沢弁でぶつける、打ちつけるの意味です。
「ぼーっとしとったらそん角に時計かつけてんわ」
(ぼーっとしていたらその角に時計をぶつけてしまったの)
「車かっつけてんて。マジやっとれんわ」
(車をぶつけてしまったの。本当にやってられないよ)
主には、部分的に硬いものがぶつかるときに用います。
出会い頭に人とぶつかるだとか、
ふらついて壁に体全体でぶつかってしまう場合は
あまり使いません。
「◯◯くんにかっつけられたー」
と言って泣いている子供がいたら、
それは殴られた、と訴えているのです。
ぶつ、を調べると、打つとありますが、
箔を打ちつけるときも「箔をかっつける」と言うそうです。
金箔王国金沢らしさがあふれる光景ですね。