【石川県の方言・金沢弁】「だらぶち」
今日ご紹介する方言は、「だらぶち」です。
金沢弁や石川弁を見直したり、残したいという思いで
連載しているこのコーナーですが、
一番見ていただいているのは、
「だら」のページなんです。
県外の方から
「怒りながら言う人も、笑いながら言う人もいて、
本当に意味がわからなかった」と言われたことがあります。
意味は、「馬鹿」「アホ」になります。
「だらぶち」になると、
怒っていう時はより怒りが強くなります。
笑っていう時にはあまり使いませんが、
より呆れる感じが強くなる気がします。
昭和の頃には、お母さんが子供に
「こん、だらぶち! なんしとんがけ!!」
(この馬鹿者、何してるの!)
と怒鳴る声が、どの家からも聞こえていた気がします。
もちろん我が家も。
今は、だらぶち息子のやることに
いとっしゃ(愛おしいな)と笑う日々です。