【石川県の方言・金沢弁】「ありがたーなる」
今日ご紹介する方言は、「ありがたーなる」です。
この原稿を書いているただ今現在14:00。
珍しくのんびりとランチタイムを取り、
デザートまで食べてしまい、パソコンに向かっている今の心境が
「ああ、なんやもう、ありがたーなってしもて(原稿書けない・・・)」です。
この場合の「ありがたい」は、決して誰かにお礼を言っているわけではなく、
お腹が満たされて、温かくなったときに、
どうにも眠気に誘われてウトウトしちゃう、という意味です。
夜お布団に入って入眠を待つときにはあまり使いません。
「ありがたい」は有り難いと書き、
よい事や物に恵まれて、感謝したい気持だということですから、
お腹いっぱいでうとうとしちゃって、こんなに平穏なことはないなぁ。
感謝しちゃうなということなのでしょう。
富山県も同様にありがたーなるを使いますね。
ちなみに、富山弁はお隣なので共通していたり、似た方言も多いのですが、
まったく使わない言い回しもあり、興味深いです。
ちなみに、「よすけ」「こわくさい」が今のところワタシ的2大意味が分からなかった富山弁。
皆さん、おわかりになりますか?