【石川県の方言・金沢弁】ねんね
今回ご紹介する金沢弁は「ねんね」です。
ねんねといえば、一般的には幼児語で「寝る」の意味ですね。
金沢でももちろん使いますが、
金沢弁のねんねは子供のことを指す言葉でもあります。
基本的には、ねんねという響きが似合う、
赤ちゃんや幼児に使うことが多いです。
私はあまり馴染みがないのですが、
成人した子供にも使用できるようです。
「お腹ふっくらしとるとおもたら、ねんねおんげんと」
(お腹がふっくらしていると思っていたら、お腹に赤ちゃんがいるんだって)
「ねんね、よぉねとらいね。かわいらっしゃ」
(赤ちゃん、よく寝てるじゃないの。可愛らしいね)
「あっこんちのねんね、はや小学生やと」
(あの家の子供、もう小学生なんだって)
基本的には、自分の子供や身内感が強いお子さんに使うことが多く、
目上の方には使わない方が無難です。
「社長とこのねんね、今年成人式け?」という風に言えるかどうかは
関係性によるということですね。