【北陸のSNS映えスポット】夏の風物詩、福井県大野市・武家屋敷旧田村家の風車棚
2022年8月5日(金) | テーマ/エトセトラ

そこかしこに清らかな水が湧く水の郷・福井県大野市は、江戸時代に城下町として栄え、今もその面影を色濃く残しています。ノスタルジックな町並みが続く一角にある武家屋敷旧田村家は、文政10年(1827)に建てられた市指定文化財で、ここが今、熱い視線を集めています。
なぜかというと、アプローチから屋敷内まで、合計で約2000 本からなる風車棚が設置されているから。風が吹くと、カタカタと音を立てながら風車がいっせいに回りはじめ、色鮮やかな風車が作り出す光景はメルヘンチック。
今は日常生活で風を感じる機会は少なくなりましたが、一面に広がる風車を眺めていると、風に吹かれる心地よさも思い出させてくれます。
このほか、市内にある武家屋敷旧内山家でも、涼しげな夏障子が登場するなど、歴史ある町のイメージを損なうことなく、夏らしい写真映えするスポットがあります。金沢から車で1時間30分ほど。この夏のドライブにいかがでしょうか?
■紹介スポット
『武家屋敷旧田村家』
福井県大野市城町7−12
開館時間/9:00〜16:00、日曜・祝日9:00〜17:00
入館料/大人300円(30名以上の団体 150円)、中学生以下無料
※武家屋敷旧田村家の風車棚と武家屋敷旧内山家の夏障子の設置期間は11月3日(木・祝)まで。
詳細は、えちぜんおおの観光ガイドのページにて。
ライター:若井憲(Ken.Wakai) フリーランスのライター&フォトグラファー。編集者歴30年以上のベテランだからこそ知る、金沢や北陸の知られざるディープな観光ネタが満載。
その他の同じテーマ記事
幻の駄菓子「金花糖」って知ってる? お雛様に飾って桃の節句をお祝いしよう。 【季節のトリビア】
雛祭りの際には、華やかな飾り「金花糖」について、今回は掘り下げていきます♪ 金花糖って何? (続きを読む)
「心がのってくる仕掛け」が盛りだくさん。『国立工芸館』で子どもと一緒に工芸を楽しもう。
一見硬そうな印象もある国立工芸館ですが、実は子どもたちにもっと足を運んでもらいたいと、「心がのってく(続きを読む)
【編集者とらこの金沢アート探訪】国立工芸館で開催中の「反復と偶然展」、おすすめです!
左上/「偶然」より、小川待子《Untitled》1993年、左下/「反復×偶然」より小松誠《Crin(続きを読む)
【北陸のインフルエンサーまとめ】北陸三県の魅力を発信する新登場のインフルエンサー3選
『金沢日和』では「石川県の情報を発信しているインフルエンサーを知りたい」という声に応え、地元インフル(続きを読む)
【個性派本屋さん特集】金沢初?!のブックカフェ『あうん堂』の店主本多さんが語るこれから目指すお店の姿。
【金沢ブックカフェの先駆け】 旧国鉄を51歳のときに早期退職し、ご自身の1万冊以上の本を元(続きを読む)