きかん
本日は「きかん」という方言をご紹介します。
「きかん」は、私の場合、子どもの頃によく言われた言葉です。
標準語の「きかん気」は、負けず嫌い、人の言いなりになるのを嫌うことやそのような気質を表し、「きかん気が強い」という使い方をしますが、「きかん」はそれだけで「気が強い、強情な」という意味になります。
使い方は以下の通り。(方言コテコテバージョンでお届けします)。
「あこんちのあんま、きかんので有名ねんて」
(あそこの家の長男は、気が強いので有名なんですよ)
「またそのおかかが、きっかんのやって」
(また、そのお母さんが、とても気が強いんですよ)
「きっかん」と撥音が入ると、気が強い印象が強くなります。
最近はきかんと言われることもなくなりましたが、
気の強さは増す一方で「きっっっかん!」ぐらいになっている気がします。
みなさんのきかん度合いはどのぐらいでしょう?