【金沢の雑学】「赤門」といえば東京大学。では「白門」といえばどこでしょう?(ヒント・金沢の名所)
2022年2月3日(木) | テーマ/金沢の雑学
東京大学本郷キャンパスの「赤門」は、徳川11代将軍家斉(いえなり)の娘・溶姫(やすひめ/ようひめ)が加賀藩13代藩主前田斉泰(なりやす)に嫁ぐ際、加賀藩江戸上屋敷に建てられたもの。赤門は正式には「御守殿門(ごしゅでんもん)」と呼び、御守殿とは三位以上の大名に嫁いだ徳川将軍家の娘の敬称、またはその居住する御殿を指す。屋敷の表門の黒門に対し、御守殿側に構えた門は朱(丹)塗りとしたために赤門(あかもん)と呼ばれた。焼失しても再建不可だったことから、東大の赤門は現存する唯一のものになっているそうだ。
かつて金沢大学は金沢城内にあった。世界でも2例しかない「お城の大学」だったのである(もうひとつはドイツのハイデルベルク大学)。 昔はこの「お城の大学」に通いたいがために金沢大学を受験した学生も多かったと聞く。当時、大学の正門は「石川門」で、これは壁の白さが際立つことから通称「白門」ともいう。東大の赤門に対して、金大の白門。 前田家つながりで紅白の門が揃ったことになる。ちなみに赤門、白門(石川門)、どちらも国の重要文化財である。
(写真「石川門」)
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