おいね・おいや・なーん
石川の方言の中で最も特徴的なものとして「あいづち」が挙げられます。
例えば「おいね」と「おいや」。
どちらも言葉に対して肯定する「そうです」という意味のあいづちになるのですが
「おいや」はどちらかというと男言葉になるため、あまり女性は使いません。
「明日は金曜日やって」
(明日は金曜日ですって)
「おいね(おいや)、もう週末やわいね。一週間早いわ」
(そうだよ、もう週末ですよ。一週間早いですね)
他にも「なん」、「なーん」というあいづちがあります。
こちらは逆に言葉に対して否定する「いいえ」という意味のあいづちになるのですが、
優しいニュアンスになるので、やわらかく否定したり、断ったりする時の接頭語として
使うことのほうが多いかもしれません。
そのため、使ったとしてもあまり角が立たない方言になります。
「全然食べてないじ?もっと食べまっし」
(全然食べてないですね?もっと召し上がってください)
「なーん、お腹いっぱいやし、いいげん」
(いいえ、お腹がいっぱいなので、いいんです)
機会がありましたら使ってみてください。