羅漢さんとお地蔵さん
2016年5月17日(火) | テーマ/観光

個人的にちょっとした石像ブームです。このコラムでも前回、『浄安寺』のユニークな山門をご紹介しましたが、誰もが知っている、いかにも豪華で立派なものというよりは、「へぇ~こんなところに!」という、あまり知られていない場所に佇んでいるものに惹かれます。というわけで、今回も探してみました、そんな石像。
今回は、お馴染み、金沢最大の寺院群「寺町台寺院群」にある『香林寺』で、釈迦無尼仏をご本尊とし、加賀藩3代目藩主・前田利常公に願い出、慶安4年(1651年)に建立された由緒ある曹洞宗のお寺。
庭園には「開運不動明王(白不動)」「願掛け十二支像」が安置されており、そのまわりを囲むように設けられた「幸福の道」を、順路通りにまず2周し、3周目、自分の干支の前に行って合掌して祈願。最後に、白不動さんの前で同じ願いを祈願すると、願い事を叶えてくださるとか! 知る人ぞ知る「願掛けスポット」になっています。
しかし、今回紹介したいのは、その不動さんでも、十二支像でもなく、その間に点々と安置されている「十六羅漢像」。まさしくその表情は十人十色で、実にユーモラス。ジッと見つめたり、ニヤリと笑ったり、万歳をしたり、私たちの「願い」を見透かし、応援しているようで、なんだかこそばゆい感じがするから不思議です。
ちなみに、もうひとつ。境内にひっそり目立たぬように鎮座されているお地蔵さまも必見。そのふくふくとしたお姿に癒されること必至ですので、こちらはぜひ、皆さん自身で探してみてください。
拝観料は大人500円。お寺の方による解説と、さらに、このお寺にゆかりのあった加賀友禅作家で人間国宝の木村雨山の花鳥風月を描いた色紙絵や短冊80点を閲覧することもできます。
観光の方はもちろん、地元の方にもおすすめです!
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