のと里山海道
2015年8月20日(木) | テーマ/エトセトラ
金沢市と能登とを結ぶ大動脈。かつて能登有料道路と呼ばれていた「のと里山海道」が無料化されたのは、今から2年あまり前、2013年3月31日のこと。以来、少し距離感のあった能登がグッと身近で、気軽に行き来できる場所となりました。
金沢から能登へ向かう際には、今話題の観光列車「のと里山里海号」も良いのですが、私としては、道の駅や、ビュースポットに立ち寄りながら、ぶらぶら車での移動がおすすめ。まさしく「のと里山海道」には、その名の通り、山も、海も、そこでしか体感できない自然美が溢れており、春夏秋冬、それぞれの季節に訪れていただきたいほど、その趣きは多様に変化します。
金沢市の粟崎から羽咋市までの約30kmは、内灘砂丘をはじめとする丘陵地帯を通り、真横に海岸線を眺めつつ車を走らせることができる絶好のドライブスポット。羽咋市の手前、このコーナーでも他のスタッフが紹介していた「千里浜なぎさドライブウェイ」は、約8kmにわたって波打ち際を自動車で走ることができる天然の海岸道路で、全国でも唯一ここだけ、という珍しいスポットとなっています。
それから、もう一つ、絶対に外せないのが、最終の穴水ICの手前、別所岳サービスエリアに設けられた展望台「能登ゆめてらす」で、地上13mの高さにあるスカイデッキから、七尾湾に浮かぶ能登島や和倉温泉のほか、能登半島を一望でき、晴れた日にはお隣り富山県の立山連峰まで見ることができます(写真参照)。広場にはヤギが飼われていたり、奥能登のお土産の販売や地域の詳しい情報を提供するサービスエリアが併設されていたり、ランチや休憩にもぴったりです。
酷暑の過ぎ去った、これから秋にかけての能登は、折々で、清々しい気分になれること請け合い。観光客の方はレンタカーを借りて、地元の方はちょっと足を伸ばして、休日のドライブコースにいかがでしょうか?
のと里山海道 別所岳サービスエリア「奥能登山海市場」
http://noto-sankai.com/
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