加賀鳶梯子登り
2015年1月6日(火) | テーマ/金沢の雑学

江戸幕府第八代将軍吉宗の頃に誕生した『加賀鳶』。
金沢市のサイトによると、「江戸時代、加賀前田藩が江戸本郷の藩邸に出入りの鳶職人で編成したお抱え消防夫が始まりです。」とあります。
そして、そのお抱え消防夫が火事の状況判断や高所での訓練のために梯子を使い出したのが、「加賀鳶梯子登り」の始まりだといわれています。その文化を受け継ぎ、平成21年12月には、石川県指定無形民俗文化財に指定されました。
そんな「加賀鳶梯子登り」を見ることができる行事として、金沢の新春を飾る「金沢市消防出初式」が毎年1月の第1日曜(1日〜4日が日曜の場合、翌日曜)に開催され、今年は今週末の1月11日(日)10時から金沢城公園新丸広場にて行われます。
纏が舞い、威勢のいい掛け声が飛び交う男たちの勇ましい姿を間近で観覧してみてはいかがでしょう。
画像提供:金沢市
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