鰤起こし
昨日から今日にかけてお天気が悪く、まだ雷は鳴っていないものの、こんな日は「鰤起こし」の気配を感じますね。
そんな「鰤起こし」。
私も最近知ったのですが、石川県や富山県でしか使われない言葉だそうですよ。
「鰤起こし」とは、11月半ばから12月に掛けて北陸では猛烈な風が吹き荒れ雷が激しく鳴り響く日があり、このような天候のことを石川や富山では「鰤おこし」と呼びます。
由来としては、この時期に日本海を回遊している寒鰤が、初冬の雷と合わせて獲れ始めることから、漁師が網を「起こす」というのと、寝ている鰤を「起こす」という意味をかけて「鰤起こし」といわれています。
また、同じ北陸でも地域によっては「鰤起こし」ではなく「雪おろし」や「雪起こし」と言う地域もあるそうです。